サンニコラ(SAINT NICOLAS)という名前を聞いて、富山県のスイーツ好きなら一度は耳にしたことがあるでしょう。しかし、「富山にお店があるの?」と疑問に思う方も多いはずです。実店舗としてのサンニコラは、隣県の石川県野々市市に本店を構える、北陸を代表するパティスリー&ショコラトリーです 。それでも「サンニコラ 富山」というキーワードで検索される頻度が高いのには、明確な理由があります。
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それは、富山県民にとっても「わざわざ車を走らせてでも行きたい名店」であるという事実と、バレンタインシーズンなどに富山大和(百貨店)で開催される「ショコラの祭典」への出店が定着しているからです 。この時期、富山にいながらにしてサンニコラの極上のチョコレートを手に入れることができるため、多くのファンがその味を待ちわびています。
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この記事では、富山からサンニコラ本店へ足を運ぶ際のポイントや、富山大和での催事情報の詳細、そして世界的な評価を受ける杉谷シェフが生み出す「魔法のようなスイーツ」の数々を深掘りしてご紹介します。なぜこれほどまでに人々を魅了するのか、その秘密を紐解いていきましょう。
富山県民にとって、サンニコラのチョコレートが最も身近になるのが、毎年1月下旬から2月14日にかけて富山大和で開催される「ショコラの祭典」です 。このイベントは、国内外の有名ブランドが一堂に会する富山最大級のチョコレートイベントですが、その中でもサンニコラは地元北陸の「顔」として絶大な人気を誇ります。
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富山大和 公式サイト(催事情報はこちらで確認)
バレンタイン期間中、富山大和の特設会場には、杉谷シェフの新作ボンボンショコラや、定番のタブレットショコラが並びます。特に注目すべきは、以下のポイントです。
この期間、富山の会場は非常に混雑します 。特に土日やバレンタイン直前は、人気商品が午前中で完売することもしばしばです。狙い目の商品は、カタログが配布された時点であらかじめチェックし、会期前半の平日に訪れるのが「勝ち組」の鉄則です。富山にいながらにして、世界レベルのショコラを味わえるこのチャンスを逃さないようにしましょう。
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バレンタイン期間以外や、生菓子(ケーキ)やジェラートを楽しみたい場合は、やはり石川県野々市市にある「サンニコラ本店」へ足を運ぶのがベストです。富山市中心部からは、北陸自動車道を利用して約50分〜1時間程度のドライブになります。小旅行気分で訪れるのにちょうどよい距離感です。
本店へのアクセス詳細
駐車場の注意点
サンニコラ本店の駐車場は、お店の前に数台分と、少し離れた場所に第2駐車場が用意されています。しかし、週末やティータイム(14:00〜16:00頃)は非常に混雑し、満車になることが珍しくありません 。
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特に注意したいのが、店舗前の駐車場は少し狭く、交通量の多い道路に面しているため、運転に自信がない方は第2駐車場を利用するのが安全です。警備員がいない時間帯も多いので、譲り合いの精神が必要です。
店内にはカフェスペース(サロン)が併設されており、購入したケーキをその場でいただくことができます。富山からドライブで訪れた際、ここで一息つけるのは嬉しいポイントです。ショーケースに並ぶ美しいケーキを選び、バリスタが淹れるコーヒーと共に味わう時間は、移動の疲れを完全に癒やしてくれるでしょう。
サンニコラを語る上で絶対に外せないのが、店名を冠したケーキや、世界的なコンクールで受賞歴のある作品たちです。初めて訪れる方が「何を選べばいいの?」と迷った際に、これだけは食べてほしいというメニューを厳選してご紹介します。
1. アルパジョン(Arpajon)
これこそが、サンニコラの代名詞とも言えるスペシャリティです。フランスのアルパジョンで開催されたコンクールで優勝した際に作られたケーキで、その構成は芸術的です。
2. ラファロ
こちらも大人気の逸品です。オレンジのクレームブリュレを、口溶けの良いショコラのムースで包み込んでいます 。チョコレートとオレンジという王道の組み合わせ(オランジェットのような風味)を、生ケーキとして極限まで昇華させた味わいです。
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3. ニコロン(Macaron)
サンニコラのマカロンは「ニコロン」という愛称で親しまれています 。一般的なマカロンよりも少しふっくらとしており、ガナッシュ(中のクリーム)の量がたっぷりと入っているのが特徴です。富山への手土産としても非常に人気が高く、箱を開けた瞬間のカラフルな色合いは歓声を誘います。
参考)https://stnicolas.shop-pro.jp/?mode=grpamp;gid=2486202
サンニコラ 公式サイト(商品ラインナップ)
その他にも、季節のフルーツを使ったタルトや、伝統的なウィーン菓子である「ザッハトルテ」など、ショーケースには常時20種類以上のプティガトーが並んでいます 。どれを選んでもハズレがない、その安定感こそが老舗の証です。
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サンニコラは「パティスリー(ケーキ屋)」であると同時に、「ショコラトリー(チョコレート専門店)」でもあります。そして夏場には「ジェラテリア」としての顔も持ち合わせる、まさにスイーツの総合エンターテインメント施設です。
独自の進化を遂げるチョコレート
杉谷シェフは、ベルギー王室御用達の老舗「ヴィタメール」で日本人初のチョコレート責任者を任された経歴を持つ、真のショコラティエです 。店内には、温度と湿度が一年中厳密に管理された「カーヴ・ド・ショコラ(チョコレート専用の部屋)」があり、そこには数十種類のボンボンショコラが整然と並んでいます。
夏のお楽しみ、ジェラート
富山県民が夏にサンニコラを目指す理由の一つが、このジェラートです 。
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シングル、ダブル、トリプルと選べますが、おすすめは断然トリプル。濃厚なチョコレート系、さっぱりとしたフルーツ系、そして変わり種を組み合わせるのが通の頼み方です。
なぜサンニコラのスイーツは、これほどまでに人々の心を掴むのでしょうか。その根底にあるのは、オーナーシェフである杉谷壽郎(すぎや としろう)氏の圧倒的な情熱と技術、そして「魔法」とも形容される独自の哲学です。
杉谷シェフは、スイーツの本場ヨーロッパで長年修行を積み、数々のコンクールで賞を獲得してきました。しかし、彼の作るお菓子は単に「本場の味の再現」ではありません。日本の風土、北陸の湿度や温度、そして日本人の繊細な味覚に合わせて、レシピを微調整し続けているのです。
「香り」のアルケミスト
杉谷シェフが最も大切にしている要素の一つが「香り」です。チョコレートのカカオの香りはもちろん、ケーキに使用するフルーツの熟成具合、焼き菓子に使用するバターの焦がし加減に至るまで、香りの立ち方が計算されています。
例えば、箱を開けた瞬間に広がる甘い香り、口に入れた瞬間のトップノート、そして飲み込んだ後に鼻に抜けるラストノート。香水のように変化する香りのストーリーが、サンニコラのスイーツには込められています。
独自視点:富山との見えない絆
あまり知られていませんが、杉谷シェフは北陸の素材に対するリスペクトが非常に強い方です。富山と石川は隣接しており、食文化も共通点が多い地域です。富山大和での催事に長年力を入れているのも、単なるビジネス以上の「北陸のスイーツ文化を底上げしたい」という気概を感じさせます。
また、店舗の内装やパッケージデザインにも、クラシックな欧州の伝統とモダンな感性が融合しており、訪れるたびに新しい発見があります。
富山からサンニコラへ向かう道中、これから出会う味への期待感で胸が高鳴ります。そして帰り道、助手席に乗せたケーキの箱を気遣いながら運転する時間さえも、幸せな余韻の一部となるのです。
「サンニコラ 富山」で検索したあなたは、ぜひ次の休日に、その期待を現実に変えるドライブに出かけてみてください。そこには、日常を忘れさせてくれる甘い魔法が待っています。